50GBで写真は何枚保存できる？画質・形式ごとのリアルな枚数を徹底比較

スマホやカメラで写真をたくさん撮る人にとって、「50GBで写真は何枚保存できるの？」という疑問はとても身近な悩みです。

特に、iCloudやGoogleフォトなどのクラウドサービスを使っているなら、保存形式や画質によって枚数が大きく変わることを知っておくのは超重要。

この記事では、JPEG・HEIC・RAWといった保存形式ごとに、1枚あたりの容量や保存可能な枚数をリアルに比較。

さらに、iCloudプランの選び方や容量を効率よく使うコツ、外部クラウドの活用法まで、写真保存の全ノウハウを網羅しています。

この記事を読めば、自分の撮影スタイルに合った「ベストな保存方法」がきっと見つかりますよ。

50GBで写真は何枚保存できる？基本の仕組みを理解しよう
写真の保存枚数を形式別に徹底比較
撮影スタイル別｜50GBで保存できる写真枚数のリアル
iCloudの50GBプランは足りる？利用シーン別に検証
50GBで上手に写真を管理する5つのコツ
よくある質問Q&A｜50GB写真保存にまつわる疑問解消
まとめ｜50GBを賢く使って、写真を安心して保存しよう
1. 形式・用途に応じた保存戦略を持とう
2. 他サービスとの併用でより快適に

50GBで写真は何枚保存できる？基本の仕組みを理解しよう

「50GBのストレージって、実際に何枚の写真が入るの？」そんな疑問を感じたことがある方、多いのではないでしょうか。

この章では、保存できる写真枚数を決める「基本の仕組み」について、分かりやすく解説していきます。

保存枚数は「1枚あたりの容量」で決まる

写真の保存枚数は、ストレージの総容量を「1枚あたりの写真サイズ」で割ることで求められます。

例えば、1枚あたり3MBのJPEG写真であれば、50GB（＝約50,000MB）÷3MB＝約16,666枚となります。

つまり、1枚の容量が小さいほど、たくさんの写真を保存できるというわけですね。

写真サイズの平均は？スマホ・カメラ別に解説

写真サイズは、撮影機材や設定によって大きく異なります。

スマホでは圧縮されたJPEGやHEIC形式が多く、容量は軽め。

一眼レフカメラやミラーレスでは、より高画質なRAW形式などが使われ、1枚あたりのサイズが大きくなります。

撮影機材	形式	1枚あたりの容量
スマホ	JPEG	約2～3MB
スマホ	HEIC	約1.5MB
一眼レフ	JPEG	約5～10MB
一眼レフ	RAW	約20～50MB

JPEG・HEIC・RAWなど、形式ごとの目安を一覧比較

保存形式によって写真の容量はかなり異なります。

次の表に、50GBで保存できる枚数の目安をまとめました。

形式	1枚あたりの容量	保存可能枚数（50GB）
HEIC（スマホ）	約1.5MB	約33,000枚
JPEG（スマホ）	約3MB	約16,000枚
JPEG（一眼）	約7MB	約7,000枚
RAW（一眼）	約30MB	約1,600枚

保存形式を意識することで、同じ50GBでも活用の幅が大きく変わるということですね。

写真の保存枚数を形式別に徹底比較

ここからは、JPEG・HEIC・RAWの3つの形式に分けて、それぞれの特徴と保存できる枚数の目安をより詳しく見ていきましょう。

JPEG形式の容量と保存枚数の目安

JPEGは、最もポピュラーな画像形式で、スマホやカメラを問わず広く採用されています。

圧縮率が高く、汎用性が高いのが魅力です。

特徴	内容
圧縮効率	中程度（やや劣化あり）
互換性	非常に高い（ほぼすべての端末で閲覧可能）
1枚あたり容量	約3～7MB
保存可能枚数（50GB）	約7,000～16,000枚

JPEGは「汎用性と容量のバランス」が取れた便利な形式です。

HEIC形式の特徴と容量節約の効果

HEIC（High Efficiency Image Coding）は、Apple製品で主に使用されている新しい画像形式です。

JPEGと同等の画質を保ちつつ、容量を半分ほどに抑えられるのが特徴です。

項目	JPEG	HEIC
圧縮効率	通常	高い
1枚の容量	約3MB	約1.5MB
保存可能枚数（50GB）	約16,000枚	約33,000枚
対応端末	ほぼすべて	主にApple製品

Appleユーザーなら、HEICを使うことでストレージ効率が大幅にアップします。

RAW形式が容量を圧迫する理由とは？

RAWは、カメラのセンサーが捉えたデータをほぼ加工せずに保存する「生データ形式」です。

編集の自由度は圧倒的ですが、その分容量がとても大きくなります。

項目	内容
特徴	非圧縮・高画質・編集前提のデータ
1枚あたり容量	約20～50MB
保存可能枚数（50GB）	約1,000～2,500枚
用途	本格的な撮影・画像編集向け

RAWは保存枚数が少ない代わりに、後から自由に編集できるのが最大の強みです。

撮影スタイル別｜50GBで保存できる写真枚数のリアル

撮影スタイルによって、50GBの容量で保存できる写真の枚数は大きく変わります。

この章では、スマホでのカジュアルな撮影から本格的なカメラ撮影まで、それぞれのケースでどれくらい保存できるかを具体的に解説します。

スマホでの日常撮影はどれくらい保存できる？

スマホで撮影する場合、多くはJPEGまたはHEIC形式が使用されます。

日常のスナップや旅行の思い出など、気軽に撮影するスタイルでは、1枚あたりの容量が小さいため、枚数も多く保存できます。

形式	1枚あたりの容量	保存可能枚数（50GB）
JPEG	約2～3MB	約16,000～25,000枚
HEIC	約1.5MB	約33,000枚

スマホでの撮影が中心なら、50GBでもかなりの写真を保存できます。

一眼レフ・ミラーレスでの高画質撮影は何枚入る？

一眼レフやミラーレスカメラを使った高画質撮影では、写真1枚あたりの容量が大きくなります。

特にRAW形式での撮影は編集に向いていますが、保存枚数はかなり少なくなります。

形式	1枚あたりの容量	保存可能枚数（50GB）
JPEG（高画質）	約7MB	約7,000枚
RAW	約30MB	約1,600枚

高画質を重視する撮影スタイルでは、容量の管理が重要になります。

動画やバックアップとの併用でどう変わる？

50GBを写真専用に使う場合はかなり余裕がありますが、動画やバックアップも保存するとなると話は別です。

特に4K動画は1分で約300MBと非常に大容量で、あっという間に容量を圧迫します。

データ種別	容量の目安	50GBで保存可能な目安
HEIC写真	約1.5MB／枚	約33,000枚
4K動画	約300MB／分	約160分
iPhoneバックアップ	約5～10GB	残り容量が減少

50GBを写真用に確保したいなら、動画とバックアップの扱いには注意が必要です。

iCloudの50GBプランは足りる？利用シーン別に検証

iCloudの50GBプラン（月額150円）は、iPhoneユーザーにとって最も手軽なストレージ拡張手段のひとつです。

この章では、写真だけに使う場合と、他の用途と併用する場合でどれくらい容量が足りるかを検証していきます。

写真だけなら何年分も保存できる

写真のみをHEIC形式で保存するのであれば、33,000枚も保存可能。

毎日10枚の写真を撮ると仮定しても、約9年間は保存できる計算になります。

利用スタイル	形式	保存可能枚数	保存可能期間（1日10枚換算）
ライトユーザー	HEIC	約33,000枚	約9年
一般ユーザー	JPEG	約16,000枚	約4年半

写真専用に使うなら、iCloudの50GBでも十分余裕があります。

動画・バックアップを含むとすぐ限界に

ただし、動画やiPhoneのバックアップをiCloudに保存すると、容量はすぐにいっぱいになります。

例えば、4K動画を10分撮影するだけで約3GB消費するため、あまり多くは保存できません。

用途	目安の容量消費
4K動画（10分）	約3GB
iPhoneバックアップ	約5～10GB
アプリデータ・メッセージ	1～5GB程度

複数の用途で使う場合は、容量管理をこまめに行うことが大切です。

家族で使うときの注意点とプラン選び

iCloud+のファミリー共有を使えば、1つのストレージを家族で分け合えます。

ただし、50GBを4人で使うと1人あたり約12.5GBしか使えず、すぐに足りなくなります。

家族人数	1人あたりの容量目安	おすすめプラン
1人	50GB	50GBプラン
2～3人	約16～25GB	200GBプラン
4人以上	約10～12GB	2TBプラン

家族で共有するなら、最初から200GB以上のプランを選んでおくと安心です。

50GBで上手に写真を管理する5つのコツ

限られた50GBを最大限活用するには、ちょっとした工夫が欠かせません。

ここでは、誰でもすぐに実践できる「写真管理のコツ」を5つご紹介します。

不要な写真を自動で整理するアプリを活用

連写やスクリーンショット、ブレた写真など、気づかないうちに容量を圧迫している写真って意外と多いんです。

「Photo Cleaner」や「Google フォト」のようなアプリを使えば、似た写真を自動で検出・削除できてとても便利。

整理対象	おすすめ方法	節約効果
連写・類似写真	自動検出で一括削除	◎ 高い
スクリーンショット	週1で手動確認	○ 中程度
ブレた写真	AIアプリで選別	◎ 高い

月1回の写真整理を習慣にするだけで、容量にかなり余裕が出ます。

圧縮・変換ツールで保存効率を上げる

古い写真をHEICに変換したり、JPEGを圧縮するだけでも、50GBをより有効に使えます。

画質を落とさずに容量を削減するなら、圧縮ツールの活用は必須です。

ツール名	主な機能	特徴
JPEGmini	JPEGの高画質圧縮	プロも使う精度の高い圧縮
iLoveIMG	画像一括圧縮（オンライン）	無料で手軽に使える
HEIC Converter	JPEGをHEICに変換	Apple製品と相性◎

用途によって画質と容量のバランスを意識するのがポイントです。

外部ストレージや他クラウドとの併用術

iCloudにこだわらず、「Googleフォト」や「Amazon Photos」など他のクラウドを併用することで、容量の不安を解消できます。

さらに、外付けHDDやSSDを使えば、オフラインでの長期保存も安心です。

サービス名	無料容量	特徴
Googleフォト	15GB	自動バックアップ・検索機能が便利
Amazon Photos	無制限（プライム会員）	RAWも保存OK・家族共有可能
Dropbox	2GB	共有機能に優れた定番クラウド

iCloud＋他クラウドの「二刀流」で安心の保存環境を作りましょう。

月1回の見直しで容量を長く保つ

写真をたくさん撮る人ほど、「定期的な見直し」がとても重要です。

週1～月1でアルバムを見返して、削除・整理するだけでも容量がぐっと空きます。

スクショ、連写、加工済みデータなど、意外といらない写真は多いですよ。

データ消失防止のためのバックアップ習慣

iCloudやクラウドだけに頼ると、アカウントトラブルやサービス終了などでデータ消失のリスクもゼロではありません。

外付けHDDやPCへの定期バックアップもあわせて行っておくと安心です。

「2か所以上に保存」が写真を守る基本ルールです。

よくある質問Q&A｜50GB写真保存にまつわる疑問解消

最後に、iCloudの50GB保存について、ユーザーからよくある疑問をQ&A形式で解決します。

容量や写真消失リスクについて、しっかり理解しておきましょう。

iCloudの50GBは無料？有料？

いいえ、有料です。

iCloudの無料プランは5GBまでで、50GBは月額150円（税込・2025年時点）がかかります。

プラン	容量	料金（税込）
無料プラン	5GB	0円
50GBプラン	50GB	150円／月
200GBプラン	200GB	450円／月
2TBプラン	2TB	1,500円／月

写真が消えたのは容量不足のせい？

容量不足や同期不具合により、iCloud上の写真が一時的に「消えたように見える」ことがあります。

特に、iCloudの「最適化」機能がオンになっていると、端末から高画質写真が一時削除されている場合も。

症状	考えられる原因	対処法
写真が見えない	端末最適化・クラウド同期不良	Wi-Fi接続で再同期
アップロードできない	iCloudの容量不足	写真削除 or プラン変更
バックアップ失敗	容量超過	写真整理 or ストレージ追加