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プラスチック容器にポスカで描いた絵を水に強くする!防水加工のやり方5選

生活の知恵

ポスカは発色が美しく、手軽に使えるマーカーとして人気があります。

特にプラスチック容器などにつかって絵を描いたり、文字を書いたりすると、オリジナルのデザインを楽しめるのが魅力です。

しかし、「せっかく描いたのに、すぐにこすれて消えてしまった」「水で洗ったら滲んだ」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

実は、ポスカは「水性顔料インク」でできているため、乾いても素材によっては表面に定着しきれないことがあります。

特にツルツルとしたプラスチックや金属、ガラスなどの表面は、インクがしっかり染み込まず、ちょっとした摩擦や水分で簡単に剥がれてしまうのです。

こうした性質を知らずに使ってしまうと、描いた直後はきれいでも、時間が経つにつれて剥げてしまうことがあります。

この記事では、そうした「せっかくの絵がすぐにダメになる」という悩みに向き合い、ポスカで描いた絵を長持ちさせるための防水加工の方法を5つご紹介していきます。

手軽にできる方法から、よりしっかり保護できる本格的な方法まで、目的や用途に合わせて選べる内容です。

「お気に入りの絵を長く残したい」「子どもの作品を思い出として保管したい」という方に、きっと役立つ情報をお届けします。

方法①:水性トップコートスプレーで手軽にコーティング

最も手軽にできる防水方法として、水性のトップコートスプレーがあります。

これは、マニキュアの仕上げに使う「トップコート」と同じような役割を果たすもので、絵の表面に透明な保護膜を作ってくれます。

市販の「水性ニススプレー」や「アート用トップコートスプレー」を使用することで、ポスカのインクが水に触れても滲みにくくなります。

作業も簡単で、描いた絵の上からスプレーを数回に分けて重ね塗りするだけです。

スプレーする際は、風通しのよい場所で行い、容器との距離を20~30cm程度保ちながら薄く塗布するのがコツです。

乾燥には1~2時間ほどかかるため、しっかりと乾かすことも忘れないようにしましょう。

この方法は初心者にも扱いやすく、特に屋内で使う容器や装飾向きです。

ただし、激しい摩擦や高温多湿な環境では保護力が落ちることがあるため、使う場面に応じた工夫が必要です。

方法②:アクリルニス(つやあり・つや消し)でプロっぽく仕上げる

よりしっかりとした防水・耐久性を求める場合は、アクリルニスを使った方法が効果的です。

アクリルニスとは、アクリル絵の具の保護用に使われる透明な塗料で、乾燥すると硬い皮膜を形成します。

つやありタイプを選べば、絵が鮮やかに引き立ち、つや消しタイプを選べば落ち着いた印象に仕上がります。

絵の雰囲気や用途に応じて選べるのが魅力です。

塗り方は、筆やスポンジを使って丁寧に塗り広げるのが一般的です。

ムラができないように均一に塗布し、乾燥後にもう一度重ね塗りすることで、より強力な保護が可能になります。

この方法は、見た目にも美しく仕上がるため、プレゼント用の容器や作品づくりにも向いています。

ただし、ニスの匂いが強めのものもあるため、作業は必ず換気をしながら行うことをおすすめします。

方法③:透明テープやフィルムでシールのように保護する

スプレーや塗料を使わずに防水したい方には、透明なテープやフィルムを使う方法があります。

特に、100円ショップなどで手に入る「梱包用透明テープ」や「ラミネートフィルム(粘着式)」が便利です。

描いた絵の上に、気泡が入らないよう丁寧にテープやフィルムを貼るだけで、ある程度の防水・保護ができます。

小さな容器やラベルのような使い方をする場合には、見た目も整って効果的です。

ただし、テープの端が剥がれてしまったり、時間が経つと粘着力が落ちることもあります。

また、密着させることでインクがにじむ場合もあるため、しっかり乾燥させた後に作業することが大切です。

お子様と一緒に楽しむ工作や、季節ごとのデコレーションにもおすすめの方法です。

方法④:レジンを使って完全防水&ぷっくり仕上げ

見た目もおしゃれで、完全な防水効果を求めるなら「UVレジン」を使う方法が最も強力です。

レジンは液体の状態で絵の上に流し込み、紫外線ライトで固めることで透明で硬い層を作ることができます。

この方法は、ぷっくりとした光沢のある仕上がりになるのが特徴で、アクセサリーや作品制作にもよく使われています。

プラスチック容器のフタなど平らな面に向いており、水洗いや屋外でもしっかりと保護できます。

使用する際には、レジン専用のUVライトが必要になりますが、手芸用品店やオンラインで手軽に入手できます。

注意点として、気泡が入らないように丁寧に塗布し、インクが完全に乾いてから作業することが重要です。

費用や手間はややかかりますが、その分仕上がりの満足度は高く、本格的に作品として残したい場合に非常におすすめです。

方法⑤:耐水クリア塗料を使って屋外使用もOKに

屋外で使うプラスチック容器や、頻繁に水に濡れる環境でも使いたい場合には、「耐水性のあるクリア塗料」を使う方法が最も安心です。

これは、木材やプラスチックの外装などにも使われる、防水性・耐候性に優れた塗料です。

スプレータイプやハケ塗りタイプがあり、ホームセンターやDIYショップで購入できます。

塗布後は数時間かけてしっかり乾燥させることで、雨や水にも耐えうる強力なコーティングが完成します。

屋外で使用する鉢カバー、ガーデンアイテム、アウトドア用品などにポスカでデザインしたい場合には、この方法を選ぶことで、見た目の美しさと耐久性の両立が可能です。

ただし、塗料の種類によってはポスカのインクと相性が悪いこともあるため、目立たない部分で試してから全体に塗ることをおすすめします。

注意点とコツ:ポスカをしっかり乾かす・触らない・重ね塗りに注意

防水加工をする前に、いくつか注意しておくべきポイントがあります。

これらを押さえておくことで、仕上がりの美しさと耐久性が大きく変わります。

まず大切なのは、ポスカを完全に乾かすことです。

見た目が乾いていても、インクの内部には湿気が残っていることがあります。

最低でも30分~1時間は乾燥させ、できれば数時間置いてから作業するのが理想的です。

また、乾く前に触れてしまうとインクがにじんだり、手の油分で表面にムラができることもあります。

作業前後はできるだけ絵の部分に触れないよう注意しましょう。

さらに、スプレーやニスを塗る際の重ね塗りは、薄く数回に分けて行うことがポイントです。

一度に厚く塗ってしまうと、インクが溶けたり気泡が入ったりする原因になります。

どの方法を選ぶにしても、丁寧に手順を守ることが、防水加工を成功させる最大のコツです。

まとめ:目的に応じた防水方法で長持ち&実用的に!

ポスカで描いた絵は、自由な表現と発色の良さが魅力ですが、その一方で水や摩擦に弱いというデメリットもあります。

せっかくの作品を長持ちさせたい、日常的に使いたいと思ったときには、適切な防水対策が欠かせません。

本記事で紹介した5つの方法は、それぞれにメリット・デメリットがあり、用途や目的によって選ぶべきものが変わってきます。

例えば、気軽に楽しみたいならトップコートスプレーやテープ、しっかり残したいならアクリルニスやレジン、屋外で使うなら耐水塗料などが適しています。

大切なのは、「何のために防水したいのか」を明確にし、それに合った方法を選ぶことです。

丁寧に仕上げることで、お気に入りの絵をもっと長く、もっと楽しく使い続けることができます。

ポスカの可能性を広げるためにも、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。

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